不動産会社のホームぺージの集客方法!不動産業界ならではのポイントも解説!
2023年06月01日
「不動産会社のホームページで集客できるのか」
「集客するためにはどんな方法が必要なのか」
上記のように悩まれている方もいらっしゃると思います。
不動産会社に限らず、現在では多くの企業がホームページでの集客を行っています。ホームページで集客するためには基本となる知識やノウハウを身につけなければ、他社や競合の中に埋もれてしまいます。
本記事では不動産会社のホームページで集客するための基本的な知識に加え、結果を出すためのポイントを紹介していきます。
不動産会社がホームページで集客するための基本的な方法
まず不動産会社が行っているホームページの基本的な施策3つについて紹介します。
- SEO対策
- 広告運用
- SNS運用
以下、順番に解説していきます。
SEO対策
SEO(Search Engine Optimization)対策は、不動産会社のホームページやブログの集客において重要な要素です。
SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示されるための対策です。SEO対策をするためには、ユーザーが利用しそうなキーワードを明確にし、それに基づいてコンテンツを作成します。
キーワードとはインターネット上で検索される単語のこと。例えば、物件の地域や特徴に関連するキーワードを活用しましょう。その他、タイトルタグやメタディスクリプション、見出しタグなど、HTML要素にもキーワードを適切に配置する必要があります。
さらに、内部対策や外部対策と呼ばれる対策を行い、ユーザーが求める情報に簡単にアクセスできるようにします。
まとめると下記のようになります。
以上の施策を適切に行うことで、ユーザーにコンテンツをアピールし、検索エンジンからアクセス、つまり集客効果を高められます。SEOはその他の集客方法である、広告運用やSNS運用とも相性が良いといわれています。
次にホームぺージ集客に利用できる広告の方法について解説していきます。
広告運用
不動産会社のホームページ集客では、広告を上手に活用することで、より多くのターゲットユーザーにリーチし、集客効果を高めることができます。
利用できる広告媒体として、Google広告やリスティング広告・不動産専門のウェブサイト、ポータルサイトなどが、効果的な広告チャネルとして挙げられます。
また、実際に広告を運用するとなった場合、効果的な広告コピーの作成やキーワード選定が重要です。広告コピーでは、ターゲットのニーズや検索意図に合わせて魅力的なメッセージを伝えることが求められます。
キーワード選定では不動産に関連する人気のあるキーワードを活用することが効果的です。例えば、「不動産売却」「マンション購入」「土地査定」といったキーワードが、ユーザーのニーズに合致していると考えられます。
広告は少なからず費用がかかってしまうため、予算をなるべく抑えたい方には不向きな方法です。次の項目では費用をかけずとも行えるSNS運用について紹介します。
SNS運用
SNSプラットフォームには、利用者の属性や興味・関心に基づいたターゲティング機能が備わっています。
不動産業界では、特定の地域や物件タイプに興味を持つ人々をターゲットにすることが重要です。SNSを集客に活用することで、効果的にターゲット層へアプローチできます。
主要なSNSとしては、
- YouTube
- TikTok
- LINE
が挙げられます。
おすすめは、FacebookやInstagramでの運用です。
上記の総務省の令和2年度の調査では、Facebook利用者は20代~50代の方が多い傾向にあります。基本的にFacebook利用者の方はビジネス向けの情報収集に利用されているため、不動産業界のターゲットとも一致しています。
Instagramはユーザー視覚に訴えることが可能であり、魅力的に物件をアピールできます。企業の活用事例も多くあるため、再現性の高い運用ができるでしょう。
他にもTwitterやYouTubeを活用した集客方法もあります。しかし、Twitterは文字ベースの媒体であること、YouTubeはコンテンツ制作の手間と費用が大きい、などのデメリットもあります。効率的なSNS集客ツールは、やはりFacebookとInstagramといえるでしょう。
とはいえ、どのSNSも無料で始められます。気になる方は一度お試しになってください。
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不動産の集客にはSNSがおすすめ!活用法や成功事例を紹介
一般的なホームページ制作で集客が成功するポイント3選
ここまでホームぺージ集客について紹介してきました。
次にホームぺージを制作するにあたってのポイントについて解説していきます。
重要なポイントは下記の3つです。
- ペルソナ(ターゲット)の明確化
- ユーザーにとって見やすいデザイン
- モバイル・スマートフォン最適化
ペルソナ(ターゲット)の明確化
ペルソナとは、ターゲットをより具体化したユーザー像のことです。
ターゲットはある一定の共通点を持つ集団を指しますが、ペルソナは1人がイメージできるほど具体的である点に違いがあります。
ペルソナを決める際に考える項目は下記のように多岐に渡ります。
ホームページ上でより具体的な訴求メッセージを発信するために、ペルソナ設定を細かく検討する必要があります。例えば、「家の設計」なのか「土地の売買」なのかで、対策するコンテンツや広告の種類が変わってきます。
ターゲット設定のようなざっくりとしたイメージではなく、ペルソナ設定では具体的に決めなければ、ホームぺージ制作のマーケティング戦略やコンテンツ制作、販売導線の設定が甘くなってしまいます。
ユーザーにとって見やすいデザイン
ホームページの内容もさることながら、ユーザーにとって見やすいデザインであることも重要です。
現在はノーコードによるホームぺージ制作やweb業界の進展により、デザイン性が低いホームぺージになることはほとんど無くなりました。
そのため、一定以上のデザイン性を担保した上で、制作担当者は、
- 他社のホームぺージとどんな差別化ができるのか
- 最終的な制作のイメージはあるのか
に注意して、制作することをおすすめします。
モバイル・スマートフォン最適化
モバイル・スマートフォン最適化とは「スマートフォンに対応したホームぺージ制作をすること」を指します。
具体的には、
- 読み込みスピードを早くする
- 画像を鮮明にする
- スマートフォンで見ても見やすいサイト構造にする
など、スマートフォンでホームページを閲覧しても、ユーザーにとって見やすいページにすることが求められています。
Googleによれば「モバイル向けにされていないページはアクセス数やコンバージョン率など、重要な数値が下がってしまう傾向にある」といわれています。
現在多くの方が、スマートフォンでWEBサイトを見るようになりました。そのため、パソコンだけでなくスマートフォンでも利用しやすいホームぺージ制作が求められています。
以上が一般的なホームぺージ制作に関するポイントでした。
最後に、不動産会社のホームぺージ集客・運用についてのポイントをまとめましたので参考にしてください。
不動産会社のホームページ集客・運用の際に気をつけるべきこと3選
ホームぺージについて、不動産業界ならではのポイントを3点紹介します。
- 一次情報を伝えてコンテンツクオリティを担保
- 信頼性の高い情報の開示
- 更新頻度の高いホームぺージ制作
一次情報を伝えてコンテンツクオリティを担保
ホームぺージでは、
- 自社のプロフィール
- 経営陣紹介
- スタッフ数
- 資本金など
の公開が一般的です。不動産業界では自社の情報や画像など実際の一次情報を公開することで、Googleにもユーザーにも評価されます。
不動産業界特有の情報としては、
- 物件の画像や写真、動画
- 物件の細かな情報(他社以上)
- ユーザーの口コミ
などが挙げられます。
自社の不利な情報まで出す必要はありませんが、自社にしか公開できない一次情報はホームぺージの大きな価値になります。ユーザーの悩み解決を最優先にしてホームぺージ制作に取り組めば、おのずとページの評価も上がってくるでしょう。
信頼性の高い情報の開示
不動産業は法律も複雑で顧客単価も高いため、高い信頼性が無ければホームぺージの価値を上げられません。
ホームページの価値を上げるためには
- 運営者の開示
- 監修者の設定
- 良質な記事の制作
などが、必須の項目になります。
特に監修者の設定は、外部の弁護士や税理士など専門的な士業の方を必要とする場合が多く、運営前にコンタクトを取っておくことが重要です。
更新頻度の高いホームぺージ制作
最後のポイントは更新頻度を高く保つことです。
Googleにはフレッシュネスという指標があり、ホームぺージの更新が多いと評価を高くする傾向があります。
もちろんGoogleの指標(求める基準)を守る必要はあります。さらに、不動産業に関する最新情報の更新は重要になります。可能であれば毎日更新が理想です。少なくとも3日に1回は更新することをおすすめします。
不動産会社のホームぺージの集客には事前準備や毎日の取り組みが重要
不動産会社のホームぺージ(webサイトやブログ)運用は、制作のための準備や更新など、コツコツとした積み重ね作業が重要になってきます。
今回はオンラインの方法に絞って解説しましたが、不動産会社はチラシや営業などのオフラインでの集客や、メールを使った営業手法もやはり有効です。
オンライン・オフラインともに、自社の現状に合った集客を実践しましょう。
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