INTERVIEW 会員インタビュー


入会いただいた会員の声をお届けします。


きっかけが溢れる場所。
協会でチャンスを掴み、
今がある。

中島量 中島量

倒産の危機を救ってくれた
青年部の仲間の支え。

今年で70年。もともと祖父の代から続く測量会社で、不動産企業などの下請けをしていました。私の代から設計も手がけるようになりましたが、基本はB to Bの仕事で、「お客様に直接喜ばれる仕事がしたい」と思ったこと、また目に見える形で「子供に誇れる仕事を」という思いもあり不動産業に参入しました。測量も設計も不動産の仕入れも販売も全て手掛けたい、という夢ができたのです。異業種とはいえ近い業界で社長として長年やってきたプライドから、「今更不動産のことは人に聞けない」という思いもあり、我流で営業を続けた結果、業績が上がらず倒産の危機も一時ありました。ところが、青年部に入りそんなプライドはなくなりました。とにかく皆さんフレンドリーで、なんでも相談できる人たちばかり。お世話になり、仲間もどんどん増え、比例するように会社も持ち直し、今では売上10億円まで会社を成長させることができました。

Give & Take は協会のカラー。
今度は私ができることを。

好転のきっかけは勉強会です。青年部の仲間が「こんな講座があるよ」と教えてくれるんです。不動産営業のノウハウやモチベーションアップなど多彩で、中でも不動産営業の本質を学べたことは、ターニングポイントになりました。新米の不動産営業が陥る、負のスパイラルから脱することができた。すると仕事が面白くなり、売り上げも伸びました。協会にはとにかくたくさんの情報があり、そこできっかけとチャンスをもらいました。夢を叶えた今、今度は私がお返しする番です。幸い、私には測量の知識と技術があります。不動産売買と測量は密接な関係ですから、きっと役に立つと思うのです。会員のみなさんが測量の知識を得て無駄を省き、コンスタントに良い仕事ができる環境を整えることが、私の使命だと思っています。それがひいては一般消費者の利益となり、協会の評判にもつながる、そう信じています。

RYO NAKAJIMA
中島 量

株式会社中島測量設計 代表取締役
2008年入会。北海道本部所属。3代続く測量業を発展させ、土地に関する「ゆりかごから墓場まで」を実現すべく不動産業に進出。現在売上10億円規模の成長企業を経営。

自分が受けた恩を
次の世代へ。
新規会員の
役に立ちたい。

戸室里佳 戸室里佳

ラビーネットの
使いやすさは秀逸。
法改正を逐一反映、
弁護士監修の頼もしさ。

開業を考え全日を訪れた際、たまたま支部長さんがいらしたんです。「ラビーネットは、こんなことができるよ」と、その場でシステムを立ち上げ契約書や間取り図作成など具体的に見せていただき、「支部長が直接?こんな親切に?」と正直驚きました。しかも別の支部の方だったんです(笑)。入会を決め後日窓口に伺った際も、開業に必要な書類を丁寧に教えてくれて。おかげで都庁での申請も、不備なく1回でスムーズにできました。開業を決めたら誰しも一日でも早く営業したいはず。本当にありがたかったです。起業前はもともと不動産会社に勤務しており、事務処理関係は独自のシステムがありました。ラビーネットは、当時と比べてもとても使いやすいんです。契約書をはじめ開業時に義務付けられている台帳類など、必要なものは全て揃っており自分で準備しなくてすみましたし、もちろん法改正は逐一反映されるので安心してお客様にご案内できます。

女性起業家の交流会が盛ん。
充実の研修制度で、
営業も効率よく。

東京都本部をはじめ新宿支部でも、女性だけの研修や交流会が頻繁に開催されています。情報交換や勉強会などその時々で趣旨は様々ですが、女性経営者は少ないので、交流を通じ仲間ができると心強いです。会社員と経営者って悩みは違いますよね。相談したり、一緒にお仕事をしたり、銀行をつないでもらったこともありました。実務で困った時に頼れるのが全日の仲間です。勉強会ではSNSやLINEの活用法など時流に合わせて、営業に活用できる方法も教えてもらえます。先日はインボイスの研修もありました。最近、先輩に誘っていただいて、支部の役員になりました。教育研修副委員長として法定研修の運営などを担当しています。先輩にお世話になった分を少しずつ新しい会員の方へ、自分のできる範囲でと思っています。そう考える会員の方は多いと思います。受けた恩や思いが代々つながっていく、協会の良さではないでしょうか。

RIKA TOMURO
戸室 里佳

東京虹色不動産株式会社 代表取締役
2016年入会。東京都本部新宿支部所属。宅地建物取引士講習センター委員。支部では教育研修副委員長、TRA会員支援副運営委員長として、研修の運営に携わり、若手会員のサポートや教育に従事。

活気あふれる
沖縄の不動産業界。
若手の活躍も
増えています。

福本隼人 福本隼人

いつでも味方の沖縄県本部に
助けられ、順調に業績UP。

もともと大阪で不動産会社に勤めており、沖縄に移住し2年ほど会社員をしてから独立開業しました。「沖縄の不動産業界を勉強してから」と考えたんです。全日は大阪時代から知っていたこともあり会員になりました。とにかく事務局の対応が素晴らしく、これまで沖縄で9店舗開業しその度に相談していますが、まったくストレスがないんです。実はあまりネットが得意ではないのですが、毎回手ぶらで行っても丁寧に対応してくれます。最初は事務局だけの付き合いでしたが、役員の方からも声をかけていただき、交流会にも参加し関係性を育みました。内地出身者が沖縄で事業をやるのは本当に大変で、まず、地域との信頼関係を築くのに苦労しました。時にはお客様からのお叱りが事務局に届くこともありましたが、事務局や役員の方にサポートしていただき、とても心強かったです。

若い起業家とつながり、
これからの世代の道標にも。

沖縄の全日は、若い起業家が増えています。年代が近いと分かり合えることも多いし、また移住組も多く、同じ経験している者同士、悩みやトラブルが似ており共感できるんです。僕のところから4名ほど独立開業していますが、全員ウサギ組(全日)です(笑)。間近で事務局の方とのやりとりを見ていますし、実際やりとりもしているので、協会の良さをわかっているんでしょう。最近他県の不動産業者の方から、「沖縄で起業したい」とよく連絡をもらいます。沖縄のルールなどをアドバイスしていますが、皆さんの中にももし沖縄での開業を検討している方がいれば、相談に乗りますので気軽に声をかけてください。若いメンバーもたくさんいますし、移住組もいます。沖縄も僕が起業した頃とは変わりつつあって、新規参入もしやすくなりました。一般の移住者も増えているので、チャンスも増えています。ぜひ一緒に頑張りましょう!

HAYATO FUKUMOTO
福本 隼人

株式会社不動産の依頼所 代表取締役社長
2014年入会。沖縄県本部所属。関西から沖縄へ、移住組経営者として後続の若い世代の良き相談役となり、沖縄の不動産業界の活性化に力を注ぐ。

女性が活躍する
チャンス。
ライフステージの
変化と両立も叶う。

中野美知子 中野美知子

不動産は人と人。
女性ならではの細やかさが
役に立つ。

起業のきっかけは父でした。もともと全日の会員でしたが、廃業のタイミングで私が新たに不動産業を始めることにしたんです。22歳の時でした。協会に父の知り合いも多く、「頑張るなら応援するよ」と背中を押され独立。若くして起業したので右も左も分からず、後から起業する方のほうが業界歴も長く年齢も上。起業の入り口のアドバイスをする代わりに、不動産業に関して教えてもらい、会員同士支え合いながらやってきました。20年以上業界に携わり感じるのは、「不動産業は単純な物件の売買ではない」ということ。相続など裏には複雑な問題があります。真摯に向き合い紐解き、新しい人につなぐことで、その土地や建物が生まれ変わるのです。未来につなげる仕事ともいえます。不動産には必ず人がいます。そう考えると女性にもすごく向いていると思うんです。聞き上手な方が多いし、女性の視点を活かせる場は多いと思います。

リモートワークや
クラウドでの作業が
女性の働きやすさをサポート。

ライフステージの変化と、両立しやすい点も魅力です。私自身、2022年に出産し産後3ヶ月は在宅ワークに切り替えましたが、ラビーネットを活用し場所や時間を気にせず仕事ができたので助かりました。そもそも私の会社はこれまで、女性だけでやってきたんです。社員は4人、うち3人が子育て中です。今、営業の主力として活躍しているスタッフはもともとパートでしたが、2人目出産の際に育休と産休を活用し、なんと宅建士資格を取って戻ってくれたんです。経営者の醍醐味は、自分の理想を追求できること。女性が生き生きと活躍できるよう寄り添う会社であることが目標です。これからますます不動産の課題は複雑化するでしょう。細かい問題を解決するには、女性ならではの視点や細やかさが必要になると感じます。もっともっと、女性経営者が増えてほしい。活躍の場は広がると思うのでぜひ、踏み出してください。全国の全日で、皆さんの一歩を待っています。

MICHIKO NAKANO
中野 美知子

有限会社アライブ 代表取締役
2002年入会。岩手県本部理事。女性活躍を掲げ、仕事と育児の両立をサポートする経営を実践。社名の「アライブ」には、活き活き(生き生き)と暮らせる社会を、という想いが込められている。

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