若い力と、女性の活躍を後押し。
社会的責任を果たすために、
協会の存在感を高めたい。

中村裕昌

公益社団法人 全日本不動産協会 理事長

Hiromasa Nakamura

中村 裕昌

1985年 株式会社クックランド設立。
2003年 全日本不動産協会理事就任。
2013年 全日本不動産協会専務理事就任。
2015年 不動産保証協会副理事長就任。
2023年 全日本不動産協会理事長に就任。
不動産保証協会理事長、東京都本部長兼務。

発信力、影響力強化に向け、
令和8年までに目標は4万社。

全日本不動産協会は70年以上の歴史を持つ、不動産業界における日本最古の団体です。全国47都道府県に地方本部を持ち、一法人としての強みを活かして総本部と各地方本部が密に連携し、全国の会員を支援しています。また、公益社団法人として社会的責任への取り組みも注力しています。一例として、一般消費者に向け不動産相談会を全国で実施していますが、活動を通じ協会の認知度が高まることは会員への間接的な支援と、ひいては政府提言など発信力の強化につながります。協会をより強固に組織し、運営することが目下の目標です。おかげさまで、趣旨や取り組みに賛同いただき、また様々な支援とサービスを評価いただき、若い方を中心に会員数は順調に拡大しています。

定年のない不動産業界は、
セカンドキャリアの選択肢にも。

よく不動産業界は「男社会」と揶揄されますが、不動産と女性の相性は非常に良いとお伝えしたいです。仕事の成果に男女差はなく、顧客も家のことは女性主導というケースが多いのです。実際、アメリカでは多くの女性が不動産エージェントとして活躍しています。国内の不動産業において女性活躍の機会を増やすことは、協会の責任でもあり重要な課題です。元々業界で活躍されていた方の独立開業やブランクのある方の社会復帰の支援、また異業種からの転身者など様々なケースを支援できるよう、開業セミナーや研修会、相談会などを開催しています。

事業を継続していくために。
手厚い支援と、
コミュニティの安心感。

比較的起業しやすい不動産業界ですが、一方で、継続する難しさもあります。私の経験からお伝えできるのは、「慎重に行動する」大切さです。一見不動産業界は派手に見えるかもしれません。ですが、身の丈以上の売買を繰り返す方は長くは続かない印象です。今は不動産投資なども盛んですが、不動産は結局リアルなもの。人と人とのつながりが仕事の土台となり、いざというときの助けにもなります。協会では、契約や日々の業務またトラブルの際に相談できる場として、弁護士や税理士といった専門家を揃えた相談センターを用意しています。実務ではICTを活用し煩雑な業務を軽減。契約書作成システムや業務に不可欠な各種書類をクラウドに揃え、AI時代に備えデータ活用の土台も構築しました。地方本部・支部の役員、先輩も親身に相談に乗ります。協会のコミュニティを支えに、末長く。皆さんの活躍を期待しています。

公益社団法人
全日本不動産協会 理事長

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