不動産会社のインスタ活用方法を徹底解説!注意点や成功事例についても紹介


2023年07月24日

不動産会社のインスタ活用方法を知りたい
インスタ活用にはどんなメリットがある?

このように考えている方も多いのではないでしょうか。SNSをWEB集客に活用する企業が増えている中、ビジュアル訴求に強いInstagramは不動産業界において特に人気があるSNSです。

本記事では不動産会社のインスタグラム活用方法について詳しく解説しています。メリットや注意点、成功事例についても触れているので、自社の集客施策にインスタ活用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

不動産会社の集客施策にインスタ活用するメリット

不動産でインスタ活用するメリット

不動産会社の集客施策にインスタ活用するメリットは、以下の3つです。

  • 1)視覚的に訴求できる
  • 2)顕在顧客・潜在顧客両方にアプローチできる
  • 3)ユーザーとコミュニケーションが取りやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

1)視覚的に訴求できる

Instagramは他のSNSに比べて視覚的訴求が得意なSNSです。写真・動画がメインのSNSなので、文章だけでは伝わりにくい情報も伝えることができます。

物件の内装・外観が大切な不動産業界と相性が良く、特にオシャレな物件やデザイナーズ物件を取り扱う不動産会社は活用するべきSNSといえるでしょう。投稿に統一感を持たせ、視覚的なインパクトを与える見せ方がおすすめです。

2)顕在顧客・潜在顧客両方にアプローチできる

Instagramを活用すると、顕在顧客・潜在顧客の両方にアプローチできます。不動産ポータルサイトは、不動産情報を積極的に探している顕在顧客へのアプローチしかできません。

Instagramであれば、幅広いユーザーに投稿が表示されるため、”不動産情報を探しているわけではないが興味はある“という潜在顧客にもリーチできます。今すぐ顧客ではないものの、将来の見込み顧客を増やせるのがポイントです。

3)ユーザーとコミュニケーションが取りやすい

Instagramはユーザーと双方向のコミュニケーションが取りやすいツールです。投稿に寄せられたコメントに直接返信したり、物件情報に関する質問にDMで答えたり、ライブ機能を活用してリアルタイムで質問を募集し回答するなど様々なコミュニケーション手段があります。

一般的な不動産情報サイトは一方向の情報発信です。企業のお問い合わせフォームなどはハードルが高く、ユーザーとのコミュニケーションが難しいという課題がありました。

Instagramを活用し双方向のコミュニケーションを取り、適切な対応をすれば、相手からの親近感や信頼感を得ることも期待できます。

インスタ活用する際の注意点

不動産でインスタ活用する際の注意点

不動産会社がインスタ活用する際に注意しておきたい点は、以下の3つです。

  • 1)他のSNSに比べると拡散力は低め
  • 2)文章での情報発信には向かない
  • 3)成果を出すためには時間と労力が必要

それぞれ詳しく解説していきます。

1)他のSNSに比べると拡散力は低め

Instagramは他のSNSに比べて拡散力は低めです。基本的に投稿が表示されるのはフォロワーだけで、Twitterのようなリツイート機能はありません。

しかし興味のあるユーザーにとって有益な情報を発信できれば、顕在顧客の満足度は高まります。不動産に興味があるユーザーに向けた有益な情報発信を心がけてファンを獲得し、継続的な関係構築を目指しましょう。

SNS集客の詳しい解説は、こちらもあわせてご覧ください。

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不動産の集客にはSNSがおすすめ!活用法や成功事例を紹介

2)文章での情報発信には向かない

Instagramは写真・動画メインのSNSです。文章メインの情報発信には不向きと言えます。写真・動画に合わせて文章も追加できますが、文字数に制限があり、URLリンクの挿入もできないというデメリットがあります。

文章メインで発信したい場合、短い文章ならTwitter、長い文章なら自社のホームページを活用するのが良いでしょう。

ホームページ集客の詳しい解説は、こちらもあわせてご覧ください。

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不動産ホームぺージの集客方法!不動産業界ならではも解説!

3)成果を出すためには時間と労力が必要

Instagramに限らずSNS運用は継続が重要です。知名度がある企業のSNS運用であれば、短期間で成果がでる場合もあります。しかしゼロからスタートした場合、すぐに成果を出すことは難しいのが現実です。

一定の成果を出すには、相応の時間と労力が必要です。SNS運用するための社内リソースが足りない、そもそも自社に運用ノウハウが無い場合は、SNS運用会社への外注を検討してもいいでしょう。

インスタ活用の具体的アイデア

不動産におけるインスタ活用のアイデア

次にインスタ活用の具体的アイデアを6つ紹介します。

  • 1)物件の内装・外観の写真を投稿
  • 2)ルームツアーの動画を投稿
  • 3)ハッシュタグの活用
  • 4)広告配信
  • 5)ライブ配信
  • 6)インスタグラマーとのコラボ

それぞれ詳しく解説します。

1)物件の内装・外観の写真を投稿

先ほど紹介したようにInstagramは視覚訴求が得意なSNSです。オシャレな物件の内装・外観の写真を投稿することでユーザーに「ここに住みたい」と思ってもらえる効果が期待できます。キッチンやリビングなどの内装はもちろん、庭や外装などビジュアル的にインパクトのある投稿に人気があるようです。

周辺環境や近隣施設(スーパー、学校)なども合わせて投稿すれば、実際の生活もイメージしやすく、ユーザの使い勝手(便利さ)が向上します。説明文には「〇〇駅から徒歩~分」「家賃〇〇円!」などアピールポイントを、写真の邪魔にならない程度で簡潔に記載しましょう。この投稿方法は、ユーザが一目で重要な情報を確認できるのでおすすめです。

2)ルームツアーの動画を投稿

Instagramは写真だけでなく動画投稿もできます。ルームツアーの動画は実際に足を運ばなくても、いつでもどこでも疑似的に物件の内見ができるので人気です。

ルームツアーの動画を撮影する際は、玄関からスタートして各部屋を紹介し、間取りがイメージできるようにするのがコツ。こだわりの設備やデザインなどを合わせて紹介することでより興味を持ってもらえます。

動画だけでは説明しにくい箇所はナレーションを付けるなど、ユーザーが分かりやすいように工夫しましょう。

3)ハッシュタグの活用

Instagramのハッシュタグ(#)はユーザーが知りたい情報を検索するときに使用される記号です。具体的には「#〇〇エリア物件」「#一人暮らし」「#デザイナーズ物件」など、ユーザーは自分の知りたい情報に合わせてハッシュタグ検索をします。

Instagramのハッシュタグを活用することで、狙ったターゲットに合わせて集客ができ、より多くのユーザーへアプローチが可能となります。

例えば「〇〇区」など特定のエリア名にハッシュタグを付ければ、カフェや居酒屋など不動産情報以外のエリア情報を必要としている潜在ユーザーにもアプローチできるでしょう。

ハッシュタグには「#低予算でもマイホーム」「#ペットと一緒に住める家」「#初めての一人暮らしならココ」など、自社独自のハッシュタグを作ることでブランディングする方法もあります。

ユーザーにとっても、企業にとっても便利なハッシュタグ機能を活用して、効率的な集客活動を行いましょう。

4)広告配信

Instagramは広告配信もできます。Instagram広告は高度なターゲティング機能に特徴がありますピンポイントで狙ったユーザーにアプローチでき、コンバージョンアップも狙えるため、集客の即効性が期待できます。

広告タイプは写真・動画広告、カルーセル広告(動画+写真)、ストーリーズ広告、コレクション広告など複数用意されています。課金システムも同様に、CPM(1,000回表示ごとに課金)・CPC(広告がクリックされるごとに課金)・CPV(動画視聴ごとに課金)など、種類が豊富です。目的や予算に合わせて最適な広告配信手段を選びましょう。

5)ライブ配信

Instagramにはライブ配信機能もあります。遠方で内見できないユーザー向けにライブ機能を利用して物件のルームツアーをしたり、リアルタイムで質問を募集してユーザーの悩みに回答したり、幅広い使い方が可能です。ライブ配信はアーカイブとして残しておけるので、ユーザーは後からリアルタイムでなくても見返せます。

6)インスタグラマーとのコラボ

インスタグラマーと呼ばれるフォロワー数の多い人たちとコラボして集客する方法もあります。影響力のあるインスタグラマーは多くのフォロワーを抱えており、すでに高い集客力をもっているため、集客効果の点で即効性があります。

インスタグラマーによって得意分野やメインで発信している内容が異なるので、不動産であればインテリア・住宅系をメインに情報発信する人とコラボするのが良いでしょう。

タイアップ投稿で物件を紹介してもらったり、ストーリーズでモデルハウス見学会の告知をしてもらったり、投稿内容は様々。相性の良い活用方法を検討しましょう。

インスタ活用の成功事例

不動産におけるインスタ活用の成功事例

ここではインスタ活用の成功事例を4つ紹介します。

  • 1)積水ハウス
  • 2)無印良品の家
  • 3)グッドルーム
  • 4)Woman.CHINTAI

不動産会社でInstagramを活用する際の参考にしてください。

1)積水ハウス

積水ハウス
積水ハウスのInstagramでは、家族向け物件・お役立ち情報をメインに投稿しています。テラス・サニタリー・玄関だけを特集した物件の投稿など、積水ハウスが提案する家に住みたくなるような投稿が特徴的です。

ストーリーズにはQ&Aへの回答やカタログ請求の仕方など、ユーザーの知りたい情報が掲載されています。

リールには積水ハウスの物件に住んでいる方へのインタビュー動画や、ルームツアーの動画が掲載されており、実際に住むイメージがしやすくなっています。

プロフィールには使ってほしいハッシュタグや公式HPへのリンクを掲載するなど、多くの工夫が見られるので、ぜひ参考にしてみてください。

積水ハウス

2)無印良品の家

無印良品の家
無印良品の家のInstagramは物件投稿がメインです。投稿画像に文字は入れずキャプションで詳しく紹介しています。

完成品からリノベーション物件や賃貸まで幅広く投稿されています。投稿には住んでいる方のコメントがあるので、実際に住むイメージをしやすいのが特徴です。「木の家」「窓の家」「陽の家」などカテゴリ分けがあり、好みに合わせて物件を探せます。

無印良品の家

3)グッドルーム

グッドルーム
オシャレで統一感のある投稿が特徴的なグッドルームのInstagram。投稿写真には内装だけでなく人も写っており、住環境のリアルな雰囲気がわかります

リールには土鍋やコーヒー道具など、暮らしを豊かにするアイテムの紹介などもあります。それぞれの投稿に一人暮らし・同棲・ペットと一緒に暮らすなどのコンセプトがあり、部屋の広さも記載されています。

プロフィールには関連サービスやコラムへのURLが記載され、集客の導線設計に工夫が凝らされています。

グッドルーム

4)Woman.CHINTAI

Woman.CHINTAI
Woman.CHINTAIのInstagram女性の暮らしに特化したアカウントで、物件の写真は使用せず、イラストと手書き風の文章が特徴的です。

〇〇町などそれぞれのエリアごとに「街女子プロフ」と題して、イメージ、映画館・スタバの有無、オススメのカフェベスト3など昔ながらのプロフ形式で物件を紹介しています。

ストーリーズではアンケートやプレゼント企画を実施しており、集客施策にも工夫がみられます。女性をメインユーザーとする不動産会社にはとても参考になるでしょう。

Woman.CHINTAI

集客施策にInstagramを効率的に活用しよう

不動産でインスタ活用をして効率的に集客しよう

本記事では不動産会社のインスタ活用について詳しく解説してきました。

Instagramは視覚的訴求が得意なSNSであり、物件紹介などビジュアルが大切な不動産業と非常に相性が良い媒体です。顕在顧客・潜在顧客両方にアプローチ可能で、ユーザーと気軽にコミュニケーションできるツールです。

今回紹介したインスタ活用のアイデアや成功事例を参考に、効率的な集客施策に挑戦してみましょう。

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