【不動産SEO】ブログコンテンツで集客!検索上位を獲得するための戦略と実践


2023年05月02日

「集客について課題があるが、どんな方法があるのか」

「ブログが集客できると聞いたが、不動産業界でも可能なのか」

上記のようにお悩みの方も多いと思います。

「不動産SEO」で検索上位を目指すなら、ブログコンテンツの活用は必須です。ポータルサイトや広告に頼らず、長期的に安定した集客を実現するためには、SEOを意識した記事制作がもっとも費用対効果の高い施策です。

ブログ運営でSEO効果が出れば、集客や問い合わせにつながる可能性が高くなります。しかし、やり方を間違えると多くの時間と手間がかかり、コストに合った集客ができません。

そのため、本記事では不動産会社がブログをやるべき理由と運営するための手順、他の集客方法との併用について解説していきます。



※不動産業の集客で成果を出すためのオンライン・オフライン施策や、効果的なノウハウを知りたい方はこちらの記事がおすすめです。SNSやホームページ活用、チラシ配布など幅広い手法を分かりやすく解説しています。
不動産業の集客でおすすめの方法は?集客のコツやアプリも解説

不動産会社の集客はブログがおすすめ

不動産会社の集客はブログがおすすめ
基本的に不動産会社とブログは相性が良いです。

なぜなら、

  • 専門的な情報を発信できる
  • 予算がほとんどかからない
  • ブランディングに活用できる
  • 不動産需要が無くなることはないので、安定的な集客が可能

だからです。

これらはブログのメリットでもありますが、一方で不動産業界特有のメリットでもあります。

不動産会社がブログを使って集客する4つのメリット

上記3つについて解説していきますね。

専門的な情報を発信できる

不動産業界は、不動産市場分析・都市計画や用途地域・資金調達・リスク管理・賃貸管理・建物管理・税務管理・法律知識など、さまざまな専門的な知識やスキルが必要となります。

取引の際、安心できる専門家からの情報や実際に業界の方の役に立つノウハウが発信されていると、便利ですよね。

ブログの場合は、SNSと違い、専門的な内容を詰め込んだ濃い情報を発信することができます

そのため、読者のためになる記事を届けることができます。

予算がほとんどかからない

ブログ自体のメリットでは、予算がほとんどかからないことがあげられます。

後述しますが、ブログ運営にはサーバーやドメインといった必要なものを用意することになりますが、予算感としては年間で1~2万円代になります。

そのため、集客の予算的コストとしては低いものと言えるでしょう。

ブランディングに活用できる

これまでは不動産会社のブランディングはチラシやテレビCMにおける知名度など限られたものでした。

しかし、ブログでの情報公開で読者に有益さを感じてもらえれば、知名度以外の信頼も得ることができます

また、ブログ自体はチラシやCMと違い、大きな予算が必要なわけでもなく、こちらから閉じなければ半永久的に営業をしつづけられる手法になるので、費用対効果もとても高いです。

不動産需要が無くなることはないので、安定的な集客が可能

少し抽象的な話になりますが、「家」というものは需要が限りなく尽きない分野になります。

また、法律の改正や金額が大きいことも重なって、専門的な知識が必要となる分野でもあります。

そのため、一度ブログで集客の導線を作ることができれば安定的な集客を見込めます

広告と違い、集客の安定性を求める場合はブログはおすすめの手法です。

不動産会社がブログを使って集客する3つのデメリット

一方で、ブログ集客のデメリットも存在します。

数多くありますが、初心者の方はこれだけ覚えて欲しい、というもの3つを紹介します。

  • 専門性が高いので、記事作りが大変
  • 成果が出るのに時間がかかる(一般的には半年ほど)
  • ブログ集客の方法を勉強する必要がある

1つ1つ解説していきますね。

専門性が高いので、記事作りが大変

不動産業界に特有のデメリットとしては、「専門性が高いので1つの記事作りにかかる労力が高い」事があげられます。

例えば、下のタイトルを見てどちらが内容が難しそうか考えてみてください。

  • お肉を食べても痩せられる!我慢知らずのダイエット法3選
  • ピンポイントの悩みを解決!不動産における瑕疵担保責任と契約不適合責任について

恐らくですが、ほとんどの人が後者の方が難しいと思ったのではないでしょうか。

不動産業界は、法律が絡みやすい・金額が大きい側面から、専門的な情報を発信することが多くなります。

そのため、不動産業界は専門的な濃い情報を発信して信頼を得られる可能性がある反面、上記のような難しい内容をユーザーの悩みにあわせて発信する必要があります

ブログ運営の際は常に、「読者はどんな悩みを抱えているか」・「どのように伝えれば悩みが解決できるか」を考えていきましょう。

成果が出るまでに時間がかかる(一般的には半年~1年ほど)

次からはブログの一般的なデメリットです。

まず成果が出るまでに時間がかかることです。
基本的には半年~1年が一般的です。

ブログのプロであれば別ですが、初心者から初めてすぐに集客が成功するというのは基本的にありません。

そのため、ブログを自社で運営する際は、中長期的に取り組む意識を持ちましょう。

ブログ集客の方法を勉強する必要がある

最後は、ブログ集客の勉強をする必要があります。

俗にいうSEO(Search Engine Optimization、エスイーオー)と呼ばれるものです。

このSEOは一言で言うと、「ブログを検索の上位に表示させる方法」のことを言います。

皆さんがいつも使っているGoogleやYahoo!の検索結果は、適当に決まっているわけではなく、Googleが決めている独自の指標によってその順位が決められています。

そのため、皆さんに見てもらうブログを作るためには、Googleの指標を理解してブログを作っていく必要があります。

そして、このSEOは一朝一夕では身につけることはできません。

ただ、初心者の方は「SEOと言われても何から手をつけて良いかわからない」という方が多いと思うので、今回の記事で簡単なアウトラインだけ紹介します。

今後、ブログ運営を考えている方はこの後もご覧ください

【初心者用】不動産会社がブログ運営をするための3つの基本

不動産会社がブログ運営をするための3つの基本
これからブログを始めよう!という不動産会社の方に、今回は絶対に必要な3つの基本的な施策をお伝えします。

今回お伝えするのは、

  • ブログを開設する(ドメインとサーバーの準備)
  • ペルソナを考える
  • SEOの初歩を勉強する(キーワード選定)

の3つです。

1.ブログを開設する(ドメインとサーバーの準備)

まず最初はブログの開設方法です。

初めての方には難しく感じるかもしれませんが、実はすごく簡単で早ければ数時間で作ることができます

ブログを開設するためには、ドメインとサーバーというものが必要になります。

<ドメインやサーバーの家の例>

ドメインやサーバーを説明するには、家で例えるとわかりやすいです。

家や土地、住所で例えると、

  • 家=ブログ
  • 土地=サーバー
  • 住所登録=ドメイン

となります。

そもそもブログやサイトの開設は、「インターネットというほぼ無限の空間に自分の家を作る」イメージになります。

そのため、どんなブログを作るか(どんな家を作るか)・どこに作るか(どんな土地に作るか)・そこは自分のものだと登録する(住所登録)、という3つの手続きや登録をGoogleで行う必要があります。

細かい知識はなくともブログは開設できるので、すべて覚える必要はありません。

ですが、ドメインやサーバーがなければブログは開設できない、ということを覚えておいてください。

特定のサービスを薦めることはできませんが、ドメインやサーバーをすぐに作りたいという方は、「ドメイン おすすめ」・「サーバー おすすめ」で調べてみましょう。

2.ペルソナを考える

次はペルソナ設定です。
ペルソナとは、「集客したいお客様の具体像」になります。

よく比較される概念として、「ターゲット」がありますが、ペルソナはターゲットをより具体的にイメージしたものになります。

ペルソナとターゲットをわかりやすくすると、下の表のようになります。
ペルソナとターゲットの違い

ここまでペルソナを作りこめば、記事を作る際に「読者がどんなことに悩み、どんな記事を書けば良いか」が明確になります。

そのためにも、ペルソナは1人の人間をイメージできるまで作りこむことが大切です。

ただ注意点としては、架空の人物を作らないことも重要です。

ペルソナはイメージで作れるので、よく実在しない人物を作ってしまいがちです。

そうならないためにも、これまでの顧客のデータやいつも顧客と接する人と連携して、ペルソナを作るようにしましょう。

3.SEOの初歩を勉強する(キーワード選定)

基礎の最後はSEOの勉強です。

ただ、SEOに関してはすべて解説すると膨大な量になってしまうので、初歩の初歩だけお伝えします。

初歩で身につけて欲しいのは、キーワード選定です。

キーワードとは「Googleで検索されているワード」のことを指します。

例えば、「不動産」とGoogleで検索すると下記のような画面が出てきます。

この場合は、「不動産」がキーワードになります。

そして、キーワードというのは検索している人の悩みが詰まっているワード、にもなります。

先ほどの例の「不動産」を検索バーに戻すと、

このように、「不動産に関連した他のキーワード」を見ることができます。

上から7番目の「不動産サイト ランキング」などは、「家やマンション・アパートを探しに悩んでいる人」が検索している可能性が高いです。

そのため、キーワードを正しく調べることができると、「読者の悩み」がより具体的にイメージできるようになります。

そして、このキーワード検索を無料でできるサイトを紹介して、基本は終了です。

それは「ラッコキーワード」というサイトです。

このサイトは、Googleで検索されているキーワードを洗い出し、一覧にしてくれる便利なサイトです。

試しに、「不動産」で検索すると、

このように、「不動産」関連で検索されているキーワードを洗い出すことが出来ました。

あとは、このキーワードに対して記事を作っていきましょう。

最後にもう一度注意点ですが、今回のキーワード選定は初歩になります。

そのため、「もっと詳しく知りたい!」という方は、「SEO キーワード選定」で調べると、多くのサイトが出てくるので調べてみることをおすすめします。

なぜ不動産SEOにブログが有効なのか

不動産SEOのはじめの一歩としてブログコンテンツの運用が有効な理由をご紹介します。

  • 資産型マーケティング
  • ブログは一度書けば長期間にわたって検索流入を生み続ける「資産」となり、広告費をかけずに見込み客を集められます。

  • ユーザーの検索ニーズに応える情報発信
  • 「駅名+賃貸」「エリア名+住みやすさ」など、ユーザーが実際に検索するキーワードで記事を作ることで、SEO評価が高まります。

  • 地域性・専門性のアピール
  • 地域密着の情報や専門ノウハウを発信することで、他社との差別化と信頼獲得につながります。

    不動産SEOブログの作成手順

    不動産SEOブログの作成手順を説明します

  • 1.読者像(ペルソナ)を設定する
  • 例:「30代ファミリー」「単身赴任」「投資用物件を探す人」など、ターゲットを明確に。

  • 2.検索キーワードを選定する
  • ・「エリア名+物件種別」「駅名+特徴」「ペット可」「新築」「住みやすさ」など、具体的なニーズに基づくキーワードをリサーチ。

  • 3.構成案を作成する
  • ・見出し(h2/h3)や段落ごとにテーマを整理し、ユーザーが知りたい情報を網羅する。

  • 4.SEOを意識した執筆
  • ・タイトル・ディスクリプション・見出しタグにキーワードを自然に挿入。

    ・物件情報や地域情報は写真・図表・箇条書きも活用し、視覚的にも分かりやすく。

    ・内部リンクを活用し、関連物件やエリアページへの回遊を促す。

    ・専門性・独自性・一次情報(スタッフのコメントや現地レポートなど)を盛り込む。

  • 5.効果測定とリライト
  • ・Googleアナリティクスやサーチコンソールで順位・流入・反響をチェックし、必要に応じて記事を改善

    競合と差をつけるためのブログテクニック

    競合と差をつけるためのブログテクニック
    ここまでブログの書き方について紹介してきました。

    しかし、ここまでだと他の不動産会社のブログと施策は変わりません。

    なので、ここからはブログを使ってできる別テクニックについてもお話しします。

    下記での紹介で、「これならばできる」と思われた方は、実際に試してみてください。

    ブログ以外の集客方法と併用する

    おすすめしたいのは、ブログと他の集客方法をかけ合わせることです。

    上記でも紹介した通り、ブログには「成果を出すまでに時間がかかる」というデメリットがあります。

    しかし、このデメリットは他の方法と併用すると解決できるので、参考にしてください。

    1.広告

    1つ目は広告です。
    ここでは、リスティング広告やSNS広告全般を指します。

    広告は拡散力が高くすぐに問い合わせにつながるメリットがあります。

    一方で、継続的に予算がかかるので、その余裕が無ければできないというデメリットもあります。

    2.メールやチラシ

    次はメールやチラシです。
    以前から取られていた手法ですが、営業メールや足を使ってのチラシ配りで集客を行います。

    ●メリットとしては即効性があること
    ●デメリットとしては時間的人的コストが高いこと
    が挙げられます。

    不動産という商材の性質上、これまでの顧客リストから営業をかけることは難しい事が多く、どうしても新規顧客を得ることに注力することになります。

    そのため、何か特別な事情がない限り、デメリットの側面が多くなる可能性が高いです。

    3.動画配信

    次は動画配信です。
    現在ではYouTubeが主流ですね。

    YouTubeのメリットは動画での顔出しなのでファン化がしやすいこと一度動画を作ると資産として残っていくことがあげられます。

    一方で、デメリット伸びるまでに時間がかかることがあげられます。

    メリットもデメリットもブログに近いところがあり、ブログで書いた記事をYouTubeで発信できるという利点もあります。

    4.SNS

    最後はSNSです。
    現在は、Twitter・Facebook・Instagram・TikTokなどが主流ですね。

    これらのメリットは拡散力が高く即効性があることデメリットは資産が低いことがあげられます。

    一度拡散すると強いですが、すぐに流れていってしまうので、一次的にどこまで伸ばせるかが勝負になりますね。

    おすすめの併用方法

    では、実際にブログとの相性が良い併用方法を紹介していきます。

    • 予算を抑えたい時:ブログ×SNS
    • 一気に集客をしたい時:ブログ×広告
    • 時間をかけて安定的に集客したい時:ブログ×YouTube

    上記3つです。

    それぞれ詳しく解説していきます。

    予算を抑えたい時:ブログ×SNS

    予算を押さえたい時は、ブログにSNSを併用しましょう。

    なぜなら、どちらも多くの予算をかけずに運用できるからです。

    また、ブログとSNSはお互いが下記のように、メリットとデメリットを補完するように運用することができます。

    ブログとTwitter-メリットとデメリット
    大枠の流れとしては、

    • ブログで記事を作る
    • その記事を分割してSNSにのせる
    • SNSからブログに誘導する

    ことができれば理想形です。

    使うSNSは、読者が情報収集に使うSNSが望ましいです。

    不動産業界はFacebook若い方もいる商材ならTwitterが望ましいでしょう。

    運用方法を勉強する必要はありますが、一番予算がかからない集客方法です。

    一気に集客をしたい時:ブログ×広告

    予算をかけてもよく、一気に集客したい場合は、ブログと広告がおすすめです。

    ブログで中長期的な集客を取りつつ、広告で即効性のある集客ができます。

    片方だけだと、どうしてもバランスが悪くなりがちですが、併用することでお互いのデメリットを打ち消すことができます。

    広告は、SNS広告でもリスティング広告でも問題ありません。

    ただ、欠点としては予算がかかってしまうことがあげられます。

    特に広告の場合は、使い続けている限りかかってしまう固定費なので、ストップと同時に集客がなくなると考えると、リスクもあります。

    そのため、ブログと併用しての運用をおすすめします。

    時間をかけて安定的に集客したい時:ブログ×YouTube

    最後はブログ×YouTubeです。

    この併用は、読者に役に立つコンテンツさえ提供できれば、最も安定的な集客が見込めます。

    特に、YouTubeはブログ以上にファン化しやすいため購買意欲の高い顧客を獲得することに役に立ちます

    また、どちらも資産性が高いため、一度作ると中長期に渡って集客をし続けてくれます。

    一方、デメリットとしてはどちらもコンテンツ(記事や動画)作りに大きな労力を割くことになります。

    そのため、記事や動画作りの初期は集客にそこまで寄与しませんし、それぞれの作り方を勉強する必要もあります。

    そのため、読者の悩みを解決する情報をもち集客を後回しにしても問題はない方におすすめできる方法になります。

    ブログは安定的な集客を実現できる

    ブログは安定的な集客を実現できる
    今回紹介したように、不動産業界のブログ運営は、

    • 専門的な情報を発信できる
    • 予算がほとんどかからない
    • ブランディングに活用できる
    • 不動産需要が無くなることはないので、安定的な集客が可能

    の観点からおすすめの集客方法です。

    特に予算もかからないので、まずは開設して上手くいかなかったらやめてみる、という試験的な方法をとることもできます。

    しかし、デメリットやおさえなければいけないポイントもあるため、その時は本記事を参考に改善してください。

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