本年度最初の「ラビット会」茶道倶楽部を開催【愛媛県本部】


 昨年度立ち上げた「ラビット会」茶道倶楽部を令和5年12月20日(水)14時00分から沖野事務局長宅茶室にて、本年度、初めて開催しました。
 当日は、入会部員9名のうち年末ということもあり、当日早朝に仕事が入ったり、また、全国的な寒波襲来による急激な気候の変化で持病が悪化したりで欠席者が多かったのですが、茶道倶楽部会長の上谷進本部長、部員の日浅正司理事、沖野事務局長夫婦で茶の湯を楽しみました。
 この茶会は倶楽部正式立ち上げ以前から、有志が集まり時折、同所で行っていたものですが、参加者は講師兼部員の沖野宗智(沖野美智子:局長の奥様)氏から、襖の開け方、にじりながら茶室に入る所作、茶わんの持ち方、茶室内での足の運び方など最初からの基本を教わりながら戦国時代に武士のたしなみであった茶道を真剣に、又、時には和気藹々と習っておりました。
 茶室内では時折、茶釜から立ち上る湯煙と釜が沸騰する音に慌ただしい日々を離れ、凜とした講師の厳かな茶道の所作に時間のたつのも忘れて、ゆったりとした時間を全員が過ごすことができました。
 当日の抹茶は松山市内にある、お茶の柴田園製:越の白、干菓子は羊羹で有名な東京の㈱とらや製:落雁(紅白)、主菓子は伊予市内にある和菓子の店こんだ製:上生菓子の練り切りに葛を混ぜた季節の花である椿(特別に作成依頼)を使用。講師以外は正座になれないため、途中であぐらをかきながらのお手前となりました。
 今回は少数でしたが、参加できず残念がっていた部員に再度声を掛け、年明けの3月頃には本年度第2回目の開催を予定しています。

左側:講師 沖野宗智氏 右側:日浅正司理

手前:上谷進本部長

右側:上谷進本部長 中央:日浅正司理事

掛け軸:流水寒山路 流水寒山路は 絶海中
津禅師(土佐国の豪族)の「真寂竹庵和尚に
呈す」と題する詩の一節。

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