愛媛県伊予郡松前町田中浩介町長と
上谷進愛媛県本部長が面談
令和7年6月17日(火)9時00分から約45分、松前町(まさきちょう)庁舎3階 町長室専用の応接室において、国土交通省、全日総本部が推し進める2023年6月14日に改正空家法に基づき創設された「空家等管理活用支援法人指定制度」を松前町において早期運用開始のお願いに、田中松前町長を上谷本部長、沖野事務局長が訪問しました。
田中浩介町長は、2023年11月26日に開催された任期満了に伴う松前町長選に同町職員(係長)を辞職され挑戦。町内外の若者や女性らが草の根的に支援し、元愛媛県職員で出納局長や中予地方局長などを歴任した現職2期の町長を7,731票の大差で退け、愛媛県内の市町で初めて40歳という最年少の若さで初当選されました。
ここ松前町は、西日本最高峰石鎚山の山系に端を発した一級河川重信川を境にして県都松山市に隣接し、道後平野(四国西部を流れる重信川、石手川が形成した東西20 ㎞、南北17㎞の広大な扇状地で愛媛県中部の松山市と東温市、伊予郡松前町及び砥部町にまたがる河川によって運搬された礫、砂、泥が堆積して平野となった、学術上、沖積平野という。)の西南に位置し、西は伊予灘に面し、南は伊予市を隔てて四国山脈が望める豊かな自然と土地に恵まれたところで、1955年3月に旧松前町、北伊予村、岡田村の1町2村が合併して新生「松前町」が誕生しました。2025年5月末日現在の町の人口は30,118人、世帯数14,090世帯、豊富な水と肥沃な土地を生かした農業(特産品は、はだか麦、陵西一寸と呼ばれるそら豆、苺)、工業(愛媛が誇る世界一・日本一のシェアを誇り飛行機や自動車などの構造部品に使用されている軽量で高強度の素材:PMN系炭素繊維を製造している東レ株式会社愛媛工場を有する。)、商業(国道56号線沿いにある大型ショッピングモール:エミフルMASAKIを有する。)のバランスのとれた町として順調に発展しています。
昨年末、全日愛媛では上谷本部長、副本部長、事務局長が協力し、2人体制で愛媛県内にある18の全市町へ全日のPRと「空家等管理活用支援法人指定制度」の運用開始を勧めるため説明資料を作成し、1週間をかけて巡回していました。
今回の田中町長との面談では、沖野事務局長が事前に上谷本部長と打ち合わせを行い、「空家等管理活用支援法人指定制度」についての資料や全日の沿革、組織、会員数などの資料を作成して説明の準備をしていましたが、既に、田中町長はこの制度の狙いである民間法人を指定することで、松前町における空家等対策について、その民間指定法人が同町の補完的な役割を担うことを理解されており、本年度中には制度の運用を開始するよう担当部署に指示をされたと回答を戴きました。田中町長は私達と初対面にも拘わらず、気さくに対応され、今回の面談では本題はさておき、雑談と上谷本部長(松山市)、沖野事務局長(北九州市)の出身地や松前町内で全日に入会している会員様の話で盛り上がり、予定の時間を忘れるほどでした。
後日、田中町長と上谷本部長の面談内容についての報告は沖野事務局長から愛媛県庁土木部建築住宅課へも伝えられました。