令和元年11月3日 会員・家族交流事業を行いました【長崎県本部】


 青年部と福利厚生委員会との共催事業として開催する会員・家族交流会は、今年で3年連続となりました。今回は、『平和への思いをつなぐ清掃ボランティア活動in片島』と題して、現在も戦争遺構の数多く残る、川棚町の片島という場所で開催いたしました。

 大崎半島のたもとにある片島は、波の穏やかな大村湾に面し、入り組んだ入江があることから、戦時中は魚雷発射試験場が設置され、魚雷の航跡を観測するための観測所などが設けられ、戦争も終盤を迎えると、人間魚雷で有名な『回天』や特攻艇『震洋』の開発と乗船要員の養成を行っていた場所であり、訓練中に数多くの若い人たちが命を亡くしたとの記録のある場所ですが、そのことはあまり知られておりません。今回の会員・家族交流会では、戦争遺構の残る片島公園一帯を参加者全員で清掃活動をしながら歩きました。清掃活動を通して悲惨な過去が身近にあることを参加者に知ってもらい、平和を考える考えるきっかけになればと思い企画しました。清掃活動が終了すると、子供たちによる火起こし体験、飯ごう炊飯体験を行い、ネイチャーゲームをおこないました。その後は、マッチにすら触れた経験のない子供たちが悪戦苦闘しながら火をおこし炊いたご飯で作ったおにぎりと男性陣が中心になって準備したBBQを楽しみました。参加者のご協力の元、子供たちの笑顔があふれ楽しい一日となりました。今後も、ボランティア活動など、公益性の高いプログラムを立案していきたいとおもいますので、会員の皆様、是非ご参加ください。

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