公益社団法人全日本不動産協会大阪府本部70周年・公益社団法人不動産保証協会大阪府本部50周年「記念式典・祝賀会」を開催【大阪府本部】


 全日本不動産協会大阪府本部と不動産保証協会大阪府本部(本部長はともに堀田健二氏)は9月9日、大阪市のホテルニューオータニ大阪で、創立70周年・50周年記念式典・祝賀会を開催した。地元選出国会議員や、秋山始全日本不動産協会(総本部)理事長をはじめ全日各府県本部長、不動産関連団体からの来賓を含め約300名もが70周年・50周年を祝った。
 消費者庁顧問の伊藤明子氏が「消費者の現在とこれから~コロナ・デジタル・SDGs」のテーマで記念講演を行ったのに続き、記念式典に移行。堀田本部長は冒頭のあいさつで、「これまで協会を育ててくれた諸先輩方に感謝と敬意」を示し、「(70周年を機に)消費者保護と会員資質向上、併せて社会貢献につながる公益事業に取り組んでいく」と決意を固めた。
 本部長はさらに、全日協会として2025大阪・関西万博『大阪ヘルスケアパビリオン』に出展することが決まったことを踏まえ、「(万博参加で)住まいの住環境、未来の健康住宅の必要性はもちろん、斬新・奇抜で〝アッと驚く〟ような、特に子どもたちに夢と感動を与えられる(住まいの未来形を)提示し発信していく」と、万博で将来の住宅・住宅不動産像をデッサンし、新たな裾野の開拓へ同協会が先導していくとの強い意欲も示した。
 秋山総本部理事長は「適正な不動産取引の推進と会員の資質向上に努め、一般消費者の安心・安全な不動産取引環境の確保、行政など関係機関や府民から厚い信頼を得てきた」と全日大阪の歩みを讃えたうえで、「大阪・関西万博出展参加も正式に決まった。全国の全日会員が一体となって日本の未来へ力強い発信。サスティナブルな〝ミライのスマイ〟の礎となることを心から願う」と思いを託した。
 長きにわたって功績のあった会員への理事長・本部長表彰のあと、記念事業の一環として大阪府社会福祉協議会に寄付金25万円を贈呈。答礼として感謝状が社福協から送られた。
 特別講演では映画「シン・ゴジラ」(16年公開)監督の樋口真嗣氏をゲストに招き、ゴジラシリーズの年代別特撮映像について当時の現場スタッフによる秘話などを含む興味深いエピソードが披露された。出席者の多くが〝ゴジラ世代〟だけあって、多くの撮影秘話の数々に熱心に耳を傾けた。樋口監督は、全日協会の2025大阪・関西万博出展プラン「ミライREBORNスマイ」のコンペ企画に協力。今回の講演が実現した。祝賀会ではものまねシンガー、荒牧陽子さんによるライブ公演も華を添えた。
 全日大阪は、1952年10月に会員400名で「大阪府支部」として創立、今年で70周年を迎えた。2012年12月に不動産保証協会、13年4月に全日本不動産協会がそれぞれ公益社団化している。

秋山理事長

堀田本部長

挨拶する堀田本部長

鏡開きの様子

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