第47回 全国不動産会議 岩手県大会 開催レポート
平成24年2月16日、全日本不動産協会は「第47回 全国不動産会議岩手県大会」を岩手県盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡NEW WINGにて開催しました。
本大会のテーマは「災害と生命・絆について みんなの絆で復興日本! ~おでってくなんせ~」。今回は東日本大震災の被災地でもある岩手県での開催とあって、復興支援の一助にと多くの会員が集まりました。
【開会式】
開会に先立ち、東日本大震災の犠牲者に向けて1分間の黙とうが行われました。川口 貢理事長は冒頭の挨拶で「未曽有の自然災害に見舞われたことで協会の役割を再認識した」と語り、併せて、「内需の柱である住宅投資に水を差さないため、住宅にはこれ以上の税負担を課すことのないよう、特段の配慮をお願いしたい」と述べました。
次に、国土交通大臣代理東北地方整備局建政部長白石秀俊氏、岩手県知事代理の小野寺徳雄氏、谷藤裕明盛岡市長より来賓挨拶をいただきました。
川口 貢理事長
田屋慶一岩手県本部長
来賓の皆様
【第1部 基調講演・シンポジウム】
津波被害にあった岩手県大船渡市の戸田公明市長より「大船渡市の震災復興に向けた現状」と題した基調講演が行われました。市長は「3・11以前は地域経済の低迷、高齢化社会への対応が課題だった。これらを克服するきっかけに復興を果たしたい」と述べました。
また、久保田善九郎 福島県本部長が福島県の現状について「庭での線量が2~3マクロシーベルトという住宅もある。まさに放射能汚染中で生活している状況」と語り、県内避難、除染等についての状況を報告。「政府には本当のことを言ってほしい」と訴えました。
写真左より
田屋慶一 岩手県本部長
戸田公明 大船渡市長
齊藤晋 宮城県部長
久保田善九郎 福島県本部長
戸田公明 大船渡市長
久保田善九郎 福島県本部長
【第2部 記念講演 閉会式】
福聚山慈眼寺住職 塩沼 亮潤師による「執らわれない心」と題した記念講演が行われました。その後、大会宣言がなされ、無事閉会の運びとなりました。
福聚山慈眼寺住職 塩沼 亮潤師
次回の全国不動産会議は
新潟県で行わることが決定
- 一、少子・高齢化社会への具体的な取り組みの推進
- 一、災害等における住宅再建への支援
- 一、安全、安心の地域社会、まちづくりの推進、地方経済の活性化
- 一、自然環境・住環境への対策
- 一、不動産市場活性化のための税制の実現
【第3部 交流会】
原 勝博 東北地区協議会長の乾杯で交流会の幕を開けました。
最初のアトラクションは「岩手ゆかりの民謡綴り」。見事な三味線と尺八、佐野より子さんの民謡による生演奏に聞き入った後は、「地区対抗わんこそば大会」が行われました。各ブロックの有志の健闘ぶりに会場は大いに盛り上がりました。
最後に千田孝道岩手県大会実行委員長より閉会の辞が述べられ、無事閉会の運びとなりました。
大いに盛り上がったわんこそば大会
見事な民謡を披露してくれた
佐野よりこさん
三味線と尺八の生演奏が
民謡に華を添えた
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