第44回 全国不動産会議 北海道大会 開催レポート


奮い起こそう先人の開拓者魂 自然と人との共存、育む北の大地
瀬尾 索夫 北海道本部長
瀬尾 索夫 北海道本部長
川口 貢 全日・保証理事長
川口 貢 全日・保証理事長

第44回全国不動産会議北海道大会が10月2日、北海道札幌市中央区中島公園の札幌コンサートホール Kitara で盛大に開催された。全国から会員や関係者ら約 1,500 人余りが参加した。全国大会は、会員の業務研鑚(けんさん)と資質向上を目指して、毎年開催地を変えて開かれている。

今回の不動産会議のテーマは、 「自然と人との共存 育む北の大地」 。瀬尾索夫北海道本部長は式典で、「洞爺湖サミットのテーマとも共通しており、同時に国民生活の基盤である不動産業とも通じる」 「消費者本位のサービスの展開で不動産業の役割を果たし、業界の発展に寄与したい」と抱負を語った。

【式典】 13:30 ~ 14:30

式典は、総合司会に高木剛俊 教育研修副委員長、司会は北海道アナウンサーの橋本登代子さんの両名で進められた。小田原義征 全日 ・ 教育研修委員長の開会あいさつの後、式典のあいさつで川口 貢理事長は、 「会員数は、全国47都道府県で約2万 5,000 社を数える」と述べ、会員増強への協力に対し、 感謝の意を表した。経済情勢については、 「日本経済はどうやら暗く出口の見えない不況のトンネルに入り込んでしまった。国会、政府には包括的な思考と一層柔軟な施策を望む」と要望を強化していく方針を示した。

また、川口理事長のあいさつの後、来賓が紹介され、それぞれがあいさつを行った。

総合司会の高木 剛俊 教育研修副委員長と司会の橋本アナ
総合司会の高木 剛俊
教育研修副委員長と
司会の橋本アナ
小田原 義征 全日・教育研修委員長
小田原 義征
全日・教育研修委員長

 

来賓あいさつは、国土交通省大臣官房審議官 内田要氏、北海道知事 高橋はるみ氏、札幌市長 上田文雄氏の 3 名が壇上に立った。

国土交通省・大臣官房審議官 内田 要氏
国土交通省・大臣官房審議官
内田 要氏
北海道知事 高橋 はるみ氏
北海道知事
高橋 はるみ氏
札幌市長 上田 文雄氏
札幌市長
上田 文雄氏

 

中村 直利 保証・副理事長
中村 直利
保証・副理事長

続いて、中村直利 保証・副理事長によって、決議案が発表された。内容としては、安全、安心の地域社会、まちづくりの推進及び居住環境の向上、少子・高齢化社会への具体的な取り組みの推進、不動産市場活性化のための税制の実現が採択され、業界発展に貢献できるよう政府・関係機関に強く要望していくことを確認した。

その後、 大会旗の引継ぎが行われ、 瀬尾索夫 北海道本部長から川口 貢 理事長へ、 そして川口理事長から、次回の開催県である熊本県の松永幸久 本部長へと大会旗が手渡された。  松永本部長は、 「火の国」熊本、築城400年となる熊本城の話を織りまぜながら、力強く、次回熊本県大会のPRを行った。壇上では、熊本県本部の関係者総勢 35 名全員で抱えるほどの大きな横断幕で会場内を沸かした。また、前回の開催地である群馬県本部に対して、川口理事長から感謝状の授与が行われ、笠原美吉 群馬県本部長が受けとった。

また、古川 實組織委員長より、平成19年度の会員増強について、新規免許業者の全日入会比率が30%を超えた上位 18 地方本部の発表があり、表彰状と記念品が川口理事長より贈られた。古川組織委員長からは、全日の会員数は、9 月末現在で 25,267 名と報告された。授与された本部は、岩手県本部、福島県本部、山梨県本部のほか、15 地方本部。

最後に、井手博信 保証・ 教育研修委員長が閉会のあいさつを行い、式典は閉幕した。

表彰式の模様
表彰式の模様
古川 實 全日・組織委員長
古川 實
全日・組織委員長
井手 博信 保証・教育研修委員長
井手 博信
保証・教育研修委員長

 

決議

我が国の経済は、景気後退が鮮明となり、不況色が広がっている。原油価格の高騰、生活必需品価格の上昇などを受けて、消費者マインドの大幅な落ち込みが顕著となってきた。とりわけ、地方経済の景況感の冷え込みと雇用情勢、有効求人倍率の低下は深刻であり、厳しさを増している。

我が国の国土は、極めて厳しい条件下にあり、地震、集中豪雨等の自然災害から国民の生命財産を守ることは最も基礎的課題である。自然環境の保全活動と共に、住宅・建築物及び構造物の耐震・安全性の向上対策が積極的に推進されなければならない。

少子高齢化社会が一層進んでいる。子育て、高齢者等が安心して快適に自立した生活を送ることができる環境整備の促進、居住環境の安定確保を図る必要がある。

IT 技術の進歩は、消費者の物件情報検索、企業側のマーケティング手段として大いに活用されている。個人情報の漏洩、流出など一層のセキュリティ対策が講じられなければならない。

我々は、多くの社会問題、課題を背負いながら、日本経済の更なる活性化と安全・安心の地域社会の確立を求めていかなければならない。

我が協会は、不動産業界の発展に貢献できるよう国民が期待する下記事項の実現を政府・関係機関に強く要望する。

  • 安全、安心の地域社会、まちづくりの推進及び居住環境の向上
  • 少子・高齢化社会への具体的な取り組みの推進
  • 不動産市場活性化のための税制の実現

ここに決議する。

平成20 年10 月2 日
社団法人 全日本不動産協会
社団法人 不動産保証協会
第44 回全国不動産会議北海道大会

【講演会】 14:40 ~ 15:30

第2部では、北海道出身の医学博士で直木賞作家の渡辺淳一氏が、「鈍感力」をテーマに記念講演を行った。鈍感さが夫妻の関係を良好にする事例などを、ユーモアを交えて紹介。会場を沸かせた。

同氏は、1933 年北海道生まれで、1958 年札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970 年「光と影」で直木賞を受賞。1980 年に吉川英治文学賞を受賞。2003 年には菊池寛賞などを受賞する。

【コンサート】 15:50 ~ 17:00

第3部では、ヴァイオリニストの幸田さと子氏が記念コンサートを行った。同氏は、これまでCD アルバム14 タイトルを発表。特に「美空ひばり・オン・ヴァイオリン」は大きな話題を呼び、1999 年日本レコード大賞企画賞を受賞した。大阪フェスティバルホール、東京文化会館などをはじめとして、各地でのリサイタルが好評を博している。

【第44 回全国不動産会議北海道大会を顧みて】

社団法人全日本不動産協会北海道本部
社団法人不動産保証協会北海道本部
大会実行委員長 武田 武雄
大会実行委員長 武田 武雄

第44 回全国不動産会議北海道大会が平成20 年10 月2日、札幌コンサートホールKitaraにて開催されました。1,500 名余りの参加者が地元を始め、46 都府県から参加いただきました。

晴天の下、私達関係者一同緊張の中、華々しく大会の幕が開けられましたことに、心から感謝申し上げる次第です。

第1部全国不動産会議式典は、厳かな雰囲気の中、国交省大臣官房審議官、北海道知事、札幌市長のあいさつがあり、全日に対するこれまでの実績への称賛、これからの期待に溢(あふ)れたものでした。昨今の業界を取巻く厳しい現状を反映した大会決議採択の後、大会旗を次回開催地の熊本県本部に引き継ぎし、閉会しました。

第2部の講演会では、直木賞作家渡辺淳一氏より「鈍感力」のテーマで講演いただきました。参加会員はもとより、第2部から入場いただいた一般参加者も、ユーモアとウイットに富んだ氏の語り口に引き込まれ、何度も会場が沸く場面がありました。

第3部の幸田さと子氏によるヴァイオリンコンサートでは、全国的に名声を得ている音色が音楽ホールに溶け合い、聴衆を感動させました。

第4部は札幌パークホテルに会場を移し、懇親会を開催しました。実行委員長あいさつに続き、川口貢理事長のあいさつ、北海道議会議長釣部勲氏の来賓あいさつ、林直清総本部保証副理事長の乾杯で、立食により懇親を深めさせていただきました。

懇親会はおもてなしの心をもって準備を行い、北海道の食材を中心とした郷土料理を堪能いただき、北海道を代表する民謡「江差追分」、YOSAKOI ソーラン踊りのアトラクョンを楽しんでいただきました。

翌日には、8コースに分け設定した研修旅行にそれぞれ出かけられ北海道を存分に満喫されたと思います。

この度の第44 回全国不動産会議北海道大会が成功裡(り)に終えることができたのは、北海道本部会員、事務局、関係者各位のご協力の賜物であり、瀬尾本部長とともに大会実行委員長として、心から感謝申しあげます。ありがとうございました。

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