第43回 全国不動産会議 群馬県大会 開催レポート


見直そう地域の力と日本の文化 ~起こせ上昇気流の空っ風~
川口 貢 理事長
川口 貢 理事長
川口 貢 全日・保証理事長

第43回全国不動産会議群馬県大会が10月25日、群馬県前橋市日吉町の群馬県民会館で盛大に開催された。全国から会員や関係者ら約1,200人が参加した。全国大会は、会員の業務研鑚さんと資質向上を目指して、毎年開催地を変えて開かれている。

今回の不動産会議のテーマは、「見直そう地域の力と日本の文化」。川口貢理事長は式典で、「地方経済には、いまだ明るさが見えてこない。今まさに地域活力の再生を図ることが喫緊の課題となっている。大都市だけでなく地方経済の発展と景気回復の抜本的施策を期待している」「我々は、めまぐるしく変化する21 世紀を生き残るため、一層の研鑚を積み重ねていかなければならない」と語った。

群馬県民会館には、全国から全日会員や関係者が新幹線や観光バスなどで駆けつけた。会館の入口では、笠原美吉群馬県本部長をはじめ、同本部事務局のスタッフや群馬県のローズクイーンが出迎えた。

【式典】 14:00 ~ 15:00

式典は、総合司会に高木剛俊教育研修副委員長、司会は群馬県アナウンサーの高橋しげみさんの両名で進められた。小田原義征全日・教育研修委員長の開会あいさつの後、今回の開催地である群馬県本部の笠原美吉本部長が歓迎のあいさつに立った。

「今回の不動産会議のテーマ、『見直そう地域の力と日本の文化』には、人口減少社会の影響を受ける地方圏では、高齢化も急速にやってくる、その地方圏の活力を少しでも引き出すことができればと願いを込めた」「この機会に不動産業に携わる我々が魅力ある都市をつくり、街づくりのお手伝いができれば幸いだ」と述べた。

 

総合司会の高木 剛俊 教育研修副委員長と司会の高橋アナ
総合司会の高木 剛俊
教育研修副委員長と
司会の高橋アナ
小田原 義征 教育研修委員長
小田原 義征
教育研修委員長
笠原 美吉 群馬県本部長
笠原 美吉
群馬県本部長

 

また、川口貢理事長のあいさつの後、来賓が紹介され、それぞれがあいさつを行った。

来賓あいさつは、国土交通省大臣官房審議官内田要氏、群馬県知事大澤正明氏、前橋市長高木政夫氏の3名が壇上に立った。

国土交通省 大臣官房審議官 内田 要氏
国土交通省
大臣官房審議官
内田 要氏
群馬県知事 大澤 正明氏
群馬県知事
大澤 正明氏
前橋市長 高木 政夫氏
前橋市長
高木 政夫氏

 

続いて、中村直利 保証・副理事長によって、決議案が発表された。内容としては、安全、安心の地域社会、まちづくりの推進及び居住環境の向上、少子・高齢化社会への具体的な取り組みの推進、不動産市場活性化のための税制の実現が採択され、業界発展に貢献できるよう政府・関係機関に強く要望していくことを確認した。

続いて、林直清保証副理事長によって、決議案が発表された。内容としては、安全、安心の地域社会、まちづくりの推進及び居住水準の向上、不動産の流動化・有効利用の促進、不動産市場活性化のための税制の実現が盛り込まれ、この大会決議案は、満場一致で採択された。 その後、大会旗の引継ぎが行われ、笠原美吉群馬県本部長から川口貢理事長へ、そして川口貢理事長から次回の開催県である北海道本部の瀬尾索夫本部長へと大会旗が手渡された。

林 直清 保証副理事長
林 直清
保証副理事長
大会旗を手渡す 笠原 美吉 群馬県本部長
大会旗を手渡す
笠原 美吉 群馬県本部長
大会旗を受け取る 瀬尾 索夫 北海道本部長
大会旗を受け取る
瀬尾 索夫 北海道本部長

 

瀬尾本部長は、北海道の名所・旧跡の紹介を織り交ぜながら、力強く、次回北海道大会のPRを行った。壇上では、北海道本部の関係者総勢19名全員で抱えるほどの大きな横断幕で会場内を沸かせた。

また、前回の開催地である山形県本部に対して、川口貢理事長から感謝状の授与が行われ、髙梨秀幸山形県本部長が受け取った。

瀬尾 索夫 北海道本部長
瀬尾 索夫
北海道本部長
北海道本部の皆さん
北海道本部の皆さん
髙梨 秀幸 山形県本部長
髙梨 秀幸
山形県本部長

 

また、古川實組織委員長より、平成18年度の会員増強について、新規免許業者の全日入会比率が30%を超えた上位13地方本部が紹介され、そのうち1位から3位までの地方本部の本部長が代表して、壇上にて表彰状と記念品を川口理事長より贈られた。古川實組織委員長からは、全日の会員数は、9月末現在で 25,177名と発表された。今回授与された本部は上位から、島根県、沖縄県、山梨県、東京都、静岡県、鳥取県、佐賀県、千葉県、宮城県、北海道、三重県、埼玉県、和歌山県の以上13地方本部。

最後に、堀野外喜生教育研修委員が閉会のあいさつを行い、式典は閉幕した。

古川 實 組織委員長
古川 實
組織委員長
表彰を受ける上位3地方本部長
表彰を受ける
上位3地方本部長
堀野 外喜生 教育研修委員
堀野 外喜生
教育研修委員

 

決議

我が国の経済は、構造改革の進展により息の長い緩やかな景気回復の過程にある。三大都市圏の近接県では商業地、住宅地とも上昇を始めるなど、資産デフレはようやく底を打った。しかし、実態は地方の低位横ばいと大都市圏の過剰な上昇であり、地方でも中核都市とその他の格差が拡大するなど二極化が鮮明となっている。

我が国の国土は極めて厳しい条件下にあり、自然災害から国民の生命財産を守ることは最も基礎的な課題である。住宅・建築物及び構造物の耐震・安全性の向上対策が積極的に推進されなければならない。

団塊世代の大量退職を迎える今日、少子高齢化社会が一層進んでいる。子育て、高齢者等が安心して快適に自立した生活を送ることのできる環境整備の促進、居住の安定確保を図る必要がある。

我々の暮らしとビジネスは、ネット社会の到来により利便性が飛躍的に向上し、不動産業も不動産投資(証券化)やオークションなど不動産取引の環境も多様化している。一方で、個人情報の漏洩、流失など一層のセキュリティ対策が求められるようになった。

我々は、多くの社会問題、次世代の課題を背負いながら、日本経済の更なる活性化と安全・安心の地域社会の確立を求めていかなければならない。

我が協会は、不動産業の発展に貢献できるよう国民が期待する下記事項の実現を政府・関係機関に強く要望する。

  • 安全、安心の地域社会、まちづくりの推進及び居住水準の向上
  • 不動産の流動化・有効利用の促進
  • 不動産市場活性化のための税制の実現

ここに決議する。

平成19年10月25日
社団法人 全日本不動産協会
社団法人 不動産保証協会
第43回全国不動産会議群馬県大会

【記念講演】 15:10 ~ 16:40

会議終了後には、記念講演として、作家であり東京都副知事の猪瀬直樹氏が「この国のゆくえ」をテーマに、小泉政権時代の道路公団民営化でのエピソードや石原慎太郎東京都知事とのやりとりなどを織り交ぜながら、日本の将来像について語った。

同氏は、1946年長野県生まれで、1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮−ノンフィクション賞を受賞。1996年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞を受賞。2007年4月より地方分権改革推進委員会委員、6月より東京都副知事に任命される。東大客員教授も務める。

【懇親会】 17:30 ~ 19:30

前橋市のグリーンドーム前橋で17:30から懇親会が開催された。厩橋CHINDON倶楽部、堀込小源太&上州桂会や前橋だんべえ踊り協会によるパフォーマンスがアトラクションとして披露された。また会場では、(社)群馬県物産振興協会による、こんにゃくや群馬の地酒ほかの特産品が展示販売された。

 

懇親会
懇親会

 

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