公益社団法人 全日本不動産協会 第72回 定時総会を開催


 令和5年6月30日(金)、公益社団法人不動産保証協会は、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)にて第51回定時総会を開催しました。
 総会には、代議員362名のうち301名(委任状23名を含む)が出席。令和4年度事業報告・決算報告・監査報告に関する件、令和5年度事業計画・収支予算に関する件が報告され、決議事項として、第1号議案 任期満了に伴う理事22名、監事3名選任に関する件が審議・可決されました。

 

新理事長に東京都本部の中村裕昌氏が就任

 総会は11時から始まり、冒頭で司会の横山鷹史総務委員長が令和4年度において物故された会員96名の方々に対し、哀悼の意を表し、出席者全員で黙とうを捧げました。続いて、中村裕昌副理事長が開会の辞を述べ、司会による出席状況の報告後、秋山始理事長から次のような挨拶がありました。
 「ちまたではチャットGPTが話題ですが、全日本不動産協会も、不動産建設データ活用推進協会に賛助会員として加盟したほか、東京大学 不動産イノベーション研究センターと共同研究協定を結ぶなど、不動産テックの進展に大いなる期待と関心をよせています。このように時代が移ろうときこそ、地に足をつけ、慧眼をもって時流をとらえることが必要となります。全日グループの強みを生かし、新しい時代を切り開いていくことを願ってやみません。私自身は、本日の定時総会をもって、理事長としての任期が満了となります。2年間、全国の会員の皆さまに支えられてこの日を迎えることができました。心から感謝を申し上げます」。
 次に、兵庫県本部の南村忠敬代議員が議長に、沖縄県本部の土田英明代議員が副議長に選出され、議長から議事録署名人として、山形県本部の山口真司代議員と東京都本部の内藤淳代議員が指名されました。
 まず報告事項として、坊雅勝専務理事、萩原幸二財務委員長および宮本英修監事が「令和4年度事業報告・決算報告・監査報告に関する件、令和5年度事業計画・収支予算に関する件」を報告。次に決議事項として、原田良樹資格審査委員長が第1号議案「任期満了に伴う理事22名、監事3名選任に関する件」について説明し、決議されました。その後、第26期理事・監事が紹介され、臨時理事会の討議の結果、第26期の理事長が、東京都本部の中村裕昌氏に決まりました。中村新理事長は「保証協会の主な業務は、苦情の解決、弁済業務、手付金保管等保証業務、一般保証、そして会員の教育研修でございますが、特に弁済額を抑えるために、会員の皆さんの研修に尽力したいと思っています。私が理事長になったからといって大したことはできないかもしれませんが、一生懸命取り組んでまいります」と抱負を述べました。
 最後に、中村裕昌新理事長より理事長推薦理事候補者2名が提案・承認された後、坊雅勝専務理事が閉会の辞を述べ、第51回定時総会は滞りなく終了いたしました。

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