宮城県本部(2012年09月の活動状況)


宮城県本部青年部会では、毎年、仙台七夕(8/6 ~ 8/8 開催)を間近に控えたこの時期に環境美化活動を行っている。

きっかけは、平成15 年に第5 代青年部会長であった堀籠洋氏の「皆でゴミ拾いやろうか」という呼びかけだった。当初は数名の参加しかなく、七夕祭りの前日に花火大会が行われていることもあり、清掃作業は深夜まで続いた。

翌々年は、花火の打ち上げ会場が変わったこともあり、部会長になりたての第6 代菊地謙治氏の提案で、中心部のゴミ拾い・ビラ、シール剥がし・落書き消しなどを行うことになった。

青年、女性部会を中心に10 数名が3 時間ほど心地よい汗をかいた。その後の5 年間は第7 代小林英樹氏が引き継ぎ、年々参加者も増えて今年で10 回目を迎えた。去る8 月1 日の真夏日には、当初の10 倍の50 数名が集った。

青年部会の呼びかけに賛同する人は、70 歳代までというかなり幅広い年齢層に及ぶ。個人ではなかなか機会の少ない社会貢献や奉仕活動にこういう形で参加する人は結構多い。少しでも何かの役に立てたという、清々しい充実感は意義深く何にも代え難い。そして、会員同士の触れ合いから全日の絆がまた新たに生まれる。今年度、部会長に就任した第8 代大内直樹氏は、初めての大仕事を無事こなした。

仙台市青葉区役所担当部局の提案に賛同する形で活動していくうちに、真面目で一生懸命に取り組む全日の姿が高く評価されるようになってきた。一人暮らしの高齢者の居宅処分について相談を受けたり、空き家対策のアドバイスを求められたりもするようになった。「仙台を訪れる多くの観光客を気持ちよくお迎えしたい」という熱い気持ちで培ってきた青年部会の地道な活動に、心から敬意を表したい。そして、継続するにつれ規模が拡大していくことを誇らしく思う。

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