全日本不動産協会香川県本部50周年記念行事開催【香川県本部】


 全日本不動産協会香川県本部創立50周年・不動産保証協会香川県本部創立45周年の記念式典を2月4日(日)に開催いたしました。

 当日は、前夜からの雪により香川県の南部・西部では数センチの積雪があり、自宅から出られないという会員や、高松市の南部に位置する高松空港が閉鎖になり、航空便が利用できなくなるというアクシデントに見舞われましたが、県内外から大勢のご来賓の皆様のご臨席を賜り、盛大に記念行事を開催できました。

 記念行事は3部構成で、午後1時30分より記念講演を開催いたしました。

 講演テーマ1は、「地域から日本を変える!これからの企業のあり方」で、講師に事業創造大学院大学客員教授・フリーキャスターの伊藤聡子先生を、テーマ2は、「高齢者と空き家問題」で、講師に(一社)空き家相談士協会専務理事の名和泰典先生をお迎えし、ご講演いただきました。参加者は、一般県民の方と式典参加者の皆さんで、熱心に聴講されました。

 式典・祝賀会は、午後4時30分から開始いたしました。

 本部長式辞に続き、国交省四国地方整備局建政部長・香川県知事・高松市長・原嶋理事長・県選出衆参国会議員のみなさまよりご祝辞をいただき、その後、県知事表彰・理事長表彰が受賞者に手渡されました。続く祝賀会では、鏡開きを30名余りの来賓のみなさまで行い、アトラクションには、香川県本部会員で師範のご祝儀舞・愛媛県本部長のギター演奏や地域で活動するハーモニカ隊の演奏・コーラスグループの歌と最後には参加者全員による「瀬戸の花嫁」の合唱をするなど、手作り感あふれる祝賀会となりました。

 昭和42年に創立された全日香川県本部は、後に創立された不動産保証協会香川県本部とともに、県内不動産の円滑な取引に努めてまいりました。特に香川県においては、平成12年に都市計画法、建築基準法の一部が改正され、線引き制度が原則として県の選択制となったことを受け、全国で唯一、都市計画区域を拡大・再編し、従来の線引き制度を廃止、新たな土地利用コントロール制度を導入いたしました。そして今、人口減少や高齢化による行政サービス維持のためコンパクトシティへの移行、増え続ける空き家空地の利活用による地域コミュニティ維持の対策や大規模災害への備えなどに対し、自治体や他の業界団体などと共に、立ち向かわなければならないたくさんの課題に直面しています。

 今回の記念式典は、香川県本部がこれらの課題に対処するため会員の繁栄とともに、社会への貢献に寄与していくことを宣言する機会ともなりました。全日本不動産協会香川県本部を今日まで導いてくださった多くの先輩会員と関係諸団体の皆様に改めて感謝申し上げご報告といたします。

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