掲載している情報は、不動産ジャパンWebサイト より転載しています。
ここでは、入居者の募集を行う不動産会社の仲介業務の内容と、仲介を依頼するために不動産会社との間で結ぶ媒介契約について説明します。
自分で入居者を探すことも不可能ではありませんが、契約に至るまでには、法律その他の専門的な知識も必要となるため、不動産会社に仲介を依頼することが多くなっています。
依頼を受けた不動産会社は、賃料設定と入居者募集、賃貸借契約の締結と引き渡しに至るまでのサポートをしてくれます。このような、取引全般のサポートに対して仲介手数料が必要となります。ただし、賃貸の仲介で受けられるサービスは、不動産会社ごとに異なることもあるため、事前にしっかりと確認することが重要です。
次に、不動産会社が仲介業務で提供するサービス内容について、具体的に確認していきます。
サービス内容の確認事項について、一例として、下のチェックリストを用意しました。これに限らず気になることを十分に確認した上で、不動産会社を絞り込んでいきましょう。
不動産会社に正式に仲介を依頼する前に以下の点について明確にしておきます。
賃貸を開始する時期、希望する賃料、募集活動の方法、その他の希望条件を明確に不動産会社に伝えることが重要です。ただし、希望条件では賃貸が困難な場合もありますので、不動産会社と十分に協議した上で、最終的な条件を決定するとよいでしょう。
不動産会社への依頼の形態には、「媒介」と「代理」があります。それぞれ特徴がありますので、自分の要望を踏まえて不動産会社と協議した上で決定しましょう。
正式に仲介を依頼する前に、不動産会社が提示した仲介業務の内容を再度確認することも大切です。この確認を怠ると、受けられると思っていたサービスが受けられない事態を招くこともあります。
仲介業務の内容を明らかにした上で、仲介手数料を確認します。賃貸借の仲介手数料をめぐるトラブルは多いので、仲介手数料の法規制などをしっかりと理解して不動産会社と協議しましょう。
不動産会社と仲介業務の内容などについて合意したら、正式に仲介を依頼します。依頼するに当たっての留意事項は次の通りです。
賃貸借の仲介では、不動産会社に仲介に関する契約書(これを「媒介契約書」といいます)の締結が義務づけられていません。(売買の仲介は宅地建物取引業法により、義務づけられています。)したがって、媒介契約書の締結は不動産会社の任意となりますが、仲介をめぐるトラブルを回避するために、できるだけ契約書を結ぶようにしましょう。
媒介契約書には不動産会社と合意した仲介業務の内容などをしっかりと明記するようにしましょう。なお、賃貸借の媒介契約書については、次のような参考書式があります。
5.入居者を募集する
6.賃貸借契約を結ぶ
7.入居後の管理
8.入居後のトラブル対応
ご注意事項
1.不動産基礎知識は、住宅等の売買を円滑に進めるための一般的な参考情報であり、
断定的な判断材料等を提供するものではありません。
2.したがって、実際の取引は、物件の個別性や相手方の意向等を踏まえて慎重に進めて
いただくとともに、法務・税務等に関しては、必要に応じて専門家へご確認ください。
3.掲載している情報は、不動産ジャパンWebサイト より転載しています。